無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


先生が言っていた通り何の心配もいらず、皆と仲良くできた。


特に、仲良くなったのはスガ君と幸ちゃんと莉里ちゃん。


幸ちゃんはいかにもしっかりしているという感じのお姉さんタイプ。


スタイルも抜群だし、モテそう。


莉里ちゃんはいかにも女の子って感じの人。


ふわふわしている感じで、同じくモテそう。


「由妃!校舎を案内するわ!」


「あ、私もする!」


「ありがとう。でも、いいよ」


案内は聖君にしてもらおうかなって思ってるから。


だから、幸ちゃんと莉里ちゃんのお誘いを丁重に断った。


「そう。困ったことがあれば、私達を頼るのよ?」


「うん、ありがとう」


優しい2人だな……


迷惑はあまりかけたくないから、できるだけ頼らないようにしないとね。


まぁ、初日から他の人に迷惑かけまくっちゃってるわけだけど……


「寮こっちでしょ?一緒に行こう?」


「ごめんね。訳あって女子寮じゃないんだ」


「女子寮じゃない?どういうこと?」


幸ちゃんも莉里ちゃんも訳分からないって顔してる。


「また明日説明するよ?とにかく理事長室行かないとだから、また明日ね」


「あっ、ちょっと!」


早足で理事長室へと向かった。


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