無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


ごめんね、2人共。


明日必ず説明するから。


今は許してほしい。


理事長室に着いて、朝と同じように言ってから中に入った。


「あ、白嶺さん」


「来てほしいと言われてたのでら来ました」


「うん、ありがとう。まだ生徒会メンバーは集まってないんだ。少し待ってもらえるかな?」


「分かりました」


それまでは、私と理事長先生の2人きり。


少し気まずい。


早く来てくれないかな……


「今日は教科書がなくて大変だったかな?」


「あ、いえ。隣の人に貸してもらったので」


「そうか。ならよかった。さっき届いたから、今渡すよ」


たくさんの教科書、体操服、外履きと体育館シューズなど大量の物を渡された。


「すまないね。なかなか来なくて」


「大丈夫です。制服さえあればあとはどうにでもできます」


「ははっ、そうみたいだね」


でも、これをどうやって持って上がればいいんだろう……?


台車を使うとか……?


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