無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
この2人なら分かるかな……?
私のこの気持ちが……
「幸ちゃん、莉里ちゃん。聞いてほしいことがあるの」
急に言い出した私に驚いたような顔をしてたけど、2人は頷いた。
「うん、分かった」
「どうぞ」
今の私の気持ちをちゃんと説明できるか不安だけど……幸ちゃん達なら、待っててくれるよね。
一旦息をついた後、口を開いた。
「あのね、昨日のことなんだけど……生徒会室に向かう途中で、告白現場を目撃したの。しかも、相手は聖君で。その告白した女の子はとっても可愛くて。何故か分からないけど、モヤモヤしたの。さっきだって、今までなら人気なんだなぁとしか思わなかったのに、聖君の話を聞いてモヤモヤして。どうして、こんな気持ちになっちゃうのかな……」
戸惑ってるんだ。
今まで感じたことのない感情に……
この気持ちが何なのか、ちゃんと知りたい。
話し終えた後、幸ちゃん達を見ると、驚きに満ちた顔をして。
どうして、そんな顔をしてるんだろう……?