無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
大量に渡された物を見ながら、考え込んでいると……
「「「失礼します」」」
その声と同時にガチャッと扉が開いた。
「おぉ、来たか」
入ってきた人達を見て、私は思いっきり見惚れてしまった。
……かっこいい人達。
4人いて、全員芸能人かと言われても納得してしまいそうなほどの顔の整いよう。
スタイルも抜群でモデルもできそうだなって思ってしまうくらい。
その中の1人が私をじっと見つめていて。
何だろう……?
その人を見ると、誰かに似ているような気がした。
うーん、誰だろう……?
思い出せそうで思い出せない……
そうしている間に別の人が私の顔を覗き込んでいた。
「この子が編入生?」
「めっちゃ可愛いじゃん!」
距離が近くて、とっさに後ずさった。
何だろう……ちょっと怖い。
とりあえず、私を可愛いと言った人には眼科に行くことをお勧めします。
「そうだよ。それより、怖がっているから少し距離を取りなさい」
そんな私に気づいて、理事長先生が気を遣ってくださった。
「あ、ごめんね」
1人は離れてくれたけど、もう1人はじっと私を見たまま離れない。
見た目は金髪に近い少しチャラそうな人。