無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
黎の会話を終わらせる一言で、俺達は生徒会の仕事を再開したわけだけど、気になるのはやっぱり由妃のことで。
俺だけに変っていうのが余計に気になる。
何が原因でよそよそしくなったんだろうか……
考え出したら全然集中出来なくなり、由妃のよそよそしい態度に頭を抱えた。
「由妃、何で俺のことを避けるの?」
今もなお続いている由妃のよそよそしい態度。
ついに我慢出来なくなり、直接由妃に聞いてみた。
「えっ、あ、別に避けてなんて……」
「そう言うけど、俺が話しかけたら何かにつけて逃げるし、だいたい挙動不審だし。今だって目も合わない」
不安だった。
原因が分からないから尚更。
「そ、それは……」
「俺、何かした?だから、俺のこと嫌いになったの?」
畳みかけるように質問を重ねた。
今の俺はかなり面倒くさい男だと思う。
でも、聞かずにはいられなかった。
正直、生きた心地がしない。
これで、由妃に嫌いだと言われてしまったら……