無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
「じゃあ、さっさと決めよう」
そう言ったのは聖君。
これは何の集まりかというと、特別競技のペアを決めるための集まりなんだ。
聖君も出るから、聖君とやりたいけど……
「聖一君、一緒にやらない?」
「聖一様、私とペアになってくれませんか?」
「皇先輩、私とペアを組みましょう!」
聖君は人気だから、すぐに誘われてしまう。
凄く綺麗で可愛い先輩や同級生ばかりで、ついモヤモヤしてしまった。
こんな綺麗で可愛い人達に誘われたら、嬉しいよね。
私なんかよりよっぽどお似合いに見えて、見たくない私は顔をそらした。
そらした先はスガ君のようで。
「ねぇ、スガ君。一緒にやろうよ~」
「こんな子より私とペア組みましょう?」
「スガ君、ペアになってくれないかな?」