無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


「じゃあ、さっさと決めよう」


そう言ったのは聖君。


これは何の集まりかというと、特別競技のペアを決めるための集まりなんだ。


聖君も出るから、聖君とやりたいけど……


「聖一君、一緒にやらない?」


「聖一様、私とペアになってくれませんか?」


「皇先輩、私とペアを組みましょう!」


聖君は人気だから、すぐに誘われてしまう。


凄く綺麗で可愛い先輩や同級生ばかりで、ついモヤモヤしてしまった。


こんな綺麗で可愛い人達に誘われたら、嬉しいよね。


私なんかよりよっぽどお似合いに見えて、見たくない私は顔をそらした。


そらした先はスガ君のようで。


「ねぇ、スガ君。一緒にやろうよ~」


「こんな子より私とペア組みましょう?」


「スガ君、ペアになってくれないかな?」

< 178 / 230 >

この作品をシェア

pagetop