無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
今の私には聖君しか見えてなくて。
私達の様子を見ていた人達が微妙な顔をして口々に呟く。
「あの2人付き合ってないのよね?」
「もう付き合ってる雰囲気なんだけど……」
「あれで付き合ってないとか信じられなくね?」
「誰も入り込めない雰囲気になってるな」
私にはその呟きも聞こえてなかった。
「はーい、休憩終了!練習再開するよ!」
先輩のその言葉ですぐに練習を再開した。
バトンの受け渡しがスムーズになると、今日の練習が終わった。
「最初よりスムーズになってきたよ!この調子で頑張ろうね!」
先輩の最後の一言で今日の練習が終わった。
―――次の日もまた次の日も私が出る競技の練習は続き、指導がいいため次々と上達していった。
いよいよ明日が本番。
楽しみだなぁ……
何だかワクワクしながら眠りについた。