無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


今の私には聖君しか見えてなくて。


私達の様子を見ていた人達が微妙な顔をして口々に呟く。


「あの2人付き合ってないのよね?」

「もう付き合ってる雰囲気なんだけど……」


「あれで付き合ってないとか信じられなくね?」


「誰も入り込めない雰囲気になってるな」


私にはその呟きも聞こえてなかった。


「はーい、休憩終了!練習再開するよ!」


先輩のその言葉ですぐに練習を再開した。


バトンの受け渡しがスムーズになると、今日の練習が終わった。


「最初よりスムーズになってきたよ!この調子で頑張ろうね!」


先輩の最後の一言で今日の練習が終わった。


―――次の日もまた次の日も私が出る競技の練習は続き、指導がいいため次々と上達していった。


いよいよ明日が本番。


楽しみだなぁ……


何だかワクワクしながら眠りについた。

< 188 / 230 >

この作品をシェア

pagetop