無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
「あ、待って!ねぇ、由妃!せっかくだし、髪型変えない?」
「えっ……」
「確かにいいわね。由妃、いつも下ろしてるだけだし」
確かに、今日もいつも通り髪を下ろしてるけど……
「下ろしたままでも十分可愛いけど、私は違った髪型をした由妃が見たいよ!だから、やらせてくれないかな?皇先輩も見たいだろうし!」
可愛くもないし、聖君が見たいと思ってるとは思えないけど……
莉里ちゃんはやりたいみたいだから、せっかくだし、やってもらおうかな。
「うん。莉里ちゃん、お願い」
「任せてー!」
何故か嬉しそうな顔をしていた。
どうして、嬉しそうなんだろう……?
私なんかじゃ髪型は可愛くても元が悪いから、似合わないと思うし……