無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


「出来たー」


莉里ちゃんは満足げな声を出した。


どんな感じか分からないけど、似合ってないんだろうなぁ……


「由妃、めちゃくちゃ似合ってる!」


「ほんと、こんなにツインテールが似合う子は由妃以外にいないんじゃない?」


きっと2人は大袈裟に褒めてくれてるんだよね。


似合ってるとは思えないもん。


私が幸ちゃんや莉里ちゃんみたいに顔が整ってたら、似合ってたんだろうけど……


「ありがとう、莉里ちゃん、幸ちゃん」


お世辞でもその言葉はありがたかったから、笑顔でお礼を言った。


すると、2人は顔をしかめて。


「この無自覚さ、もはや罪ね」


「絶対分かってないよ。もうこれ一生自覚することないよねー」

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