無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
何故かため息をつかれてしまった。
何か、よく幸ちゃん達にこんな顔させてるよね、私って……
でも、どうしてため息をつくのか分からないから。
どうしようもないよね。
《学園内にいる人達は速やかに校庭まで来てください。あと3分後に開会式を始めます》
「えっ……」
「3分後!?」
「やばっ、急がないと!」
ちょうどその時、放送があって、私達は慌てて校庭に向かった。
*
開会式が終わり、競技に入った。
「由妃、頑張って!」
「応援してるわよ」
「ありがとう。うん、頑張るね!」
最初は私も出る障害物リレー。
2人の声援に俄然やる気が出た。