無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


何故かため息をつかれてしまった。


何か、よく幸ちゃん達にこんな顔させてるよね、私って……


でも、どうしてため息をつくのか分からないから。


どうしようもないよね。


《学園内にいる人達は速やかに校庭まで来てください。あと3分後に開会式を始めます》


「えっ……」  


「3分後!?」


「やばっ、急がないと!」


ちょうどその時、放送があって、私達は慌てて校庭に向かった。 





開会式が終わり、競技に入った。


「由妃、頑張って!」


「応援してるわよ」


「ありがとう。うん、頑張るね!」


最初は私も出る障害物リレー。


2人の声援に俄然やる気が出た。

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