無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


すると、周りから悲鳴が……


「キャー!冴木君が笑った!」


「冴木先輩の笑顔、尊い!」


女の子、皆目をハートにしてる……


こんなモテる冴木先輩といるんだから、女の子から妬まれそう……


当の冴木先輩はさっきの笑顔が幻だったのかと思えるくらい無表情。


いや、不機嫌そうにも見える。


「はぁ。今日も騒がしいな」


声も不機嫌そうだった。


うーん、どうしよう……


何て声をかけたらいいのか分からない私は戸惑った。


「行くぞ、白嶺」


「あ、はい」


悲鳴を上げている女の子達を一瞥した冴木先輩は鬱陶しそうな顔をする。


冴木先輩って騒がれるの好きじゃなさそうだもんね。

< 195 / 230 >

この作品をシェア

pagetop