無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
ほっ、よかった。
「それより、何で名前で呼んでんの?」
「はぁ?別にいいじゃん!」
「名前で呼んじゃいけないの?」
「あぁ、ダメ」
きっぱりと言った聖君。
私の名前を呼んでほしくないってどういうことだろう……?
そもそも、何で……?
考えても、検討もつかない。
「聖一、心狭いな。今からそんなんじゃ、白嶺に嫌われるぞ」
冴木先輩の言葉に首を傾げた。
心狭い……?
聖君が?
「うるさい」
それに否定せず、冴木先輩を睨みつけてる聖君。
不穏な空気に冷や汗をかいた時、ちょうど部屋に着いたみたい。
「ここだよ」
霖先輩がカードキーを取り出し、扉を開けた。
中に入ると、とても広かった。
部屋の中にも、何個かに部屋が分かれていて。
全部で5つ。
こんな仕組みあるんだ……