無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない！

「てか、2年の障害物リレーの順位は何位だった？」


「2位でしたよー」


「そっか！教えてくれてありがとう、莉里ちゃん！」


2位かぁ……


いい順位が続いてるね。


「それより、黎が走ってるけど、見なくていいの？」


「あぁ、そうじゃん！」


私も慌てて視線を冴木先輩に移すと、冴木先輩はトップを走っていた。


冴木先輩、凄い……


それにしても、今更だけど、冴木先輩ってトップバッターだったんだ……


「おぉ！黎、トップ走ってんじゃん！頑張れー、黎！」


大きな声で上原先輩が応援した。


この大きな声だったら、冴木先輩にも聞こえてそうだね。


友達から声援もらえるのは嬉しいことだから、冴木先輩も嬉しいんだろうな……


「私達、もう行かないとよね？」


「んー、確かに。由妃ー、私達次だから行ってくるね！」


「あ、うん。頑張ってね」


「ありがとー」

　
「えぇ、適当に頑張るわ」


幸ちゃんの発言には首を傾げた。


適当に頑張るって……　


何か矛盾してる気がする……