無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


「ごめんね。聖君をびっくりさせたくて」


そんな顔をしているのは、聖君も寂しかったから?


そう思ってもいいのかな……?


「私は寂しかったけど、聖君も寂しかったの?」


つい聞いてしまった。


聖君はなんて言うかな……?


「もちろん寂しかった。早く由妃の顔見たいってずっと思ってたよ」


嬉しい……


聖君がそんなことを思ってたなんて、知らなかった。


むしろ、私がいた頃のことなんか忘れて楽しんでるんだろうなって思っていたから。


「俺だけじゃなくて、由妃も寂しかったんだ?」


「当たり前だよ」


私の言葉に何故か上機嫌になった。


さっきまで責めるような視線を向けていたのに。


「由妃、ここが理科室だよ。隣は準備室」


1つ1つ丁寧に教えてくれた。


他の教室も全部案内してくれて、聖君のおかげで覚えることができた。


「聖君、ありがとう」


「どういたしまして」


友達を作ることができたしら聖君とも久々に逢うことができた。


いい1日だったな……


明日も頑張ろう……!


私はそう決心した。





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