無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
story*2
かっこいい姿
天気は快晴。
雲1つ見えなくて、青い空が広がっている。
「暑ーい」
「何で、こんな日にしなきゃいけないのよ」
そして、夏並みの暑さ。
それに対して、幸ちゃんや莉里ちゃんは文句を言ってる。
確かに、この暑さの中でするのは結構辛いかも。
垂れてきた汗を拭いながら、ぼんやりと思う。
「まぁ、でも俺達はまだ日陰だから。今ソフトボール投げをしてる先輩達の方がきついよ」
私の隣にいるスガ君はそう言った。
でも、確かにそれも言えてる。
私達は今は一応休憩みたいなもので、木陰で休んでる。
3年生と1年生が外。
2年生はその間に中で行われてるものをしてる。
1組からかなと思ったんだけど、逆からするみたい。
「にしても、やっぱ人が多いわね」
そう幸ちゃんが呟いていて、周りを見てその言葉に納得。
本当に人が多いな……
1年生と3年生のどちらかに見たい人がいるんだろうけど……
「早く生徒会メンバーの番が来ないかなー」
「聖一様はきっと本気を出さないわよね」
「その分、黎様達が本気を出してくれるんだから」
「でも、皆かっこいいよね!」