無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


言い合いしていた2人も参戦してきて、反応に困ってしまう。


それはいいのかな……


「白嶺さんは温厚そうだし優しそうだから、そんな姿を想像出来ないんだよ」


そして、スガ君までも参戦してきてそう言われた。


とりあえず、褒められてるの、かな……?


「全員終わったから、次移動だよー!」


その時、体育委員の呼びかけがあって、移動が行われた。


だから、その話は終わって、莉里ちゃんと幸ちゃんの嬉しそうな声が上がった。


「やったー!嬉しいー!」


「ふぅ、これでこの暑さから解放されるのね」


2人共、移動する度に文句言ってたし、嬉しいよね。


中の方がまだ暑くない方だし、私も出来れば中の方がいいかな。


もう外の競技は終わったから、これから中の競技に行くことになるけど。


聖君達はどうかな……?


不意に気になって後ろを振り向くと、私達がさっき行った走り幅跳びの方に移動していくのが見えた。


次からはもう見えないかも。


それを残念に思いながら、校庭を後にした。





握力、シャトルラン、長座、反復横跳び、上体起こし。


体育委員のおかげで効率よくでき、結構早めに終わった。

< 75 / 230 >

この作品をシェア

pagetop