無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


「終わったー!」


「疲れたわ」


机に突っ伏してる幸ちゃん達に少し笑った。


「幸ちゃん、莉里ちゃん、お疲れ様」


「そういう由妃もね」


「由妃もお疲れ様」


声をかけると、幸ちゃん達もそう返してくれた。


「ねぇ、由妃!由妃は何判定だった?」


そんな幸ちゃん達に比べて、うららちゃんは元気いっぱい。


さすが、運動部だね。


「Aだったよ。うららちゃんは?」


「私もA!」


早いけど、もう結果は返ってきたんだ。


判定はAが1番良くて、Fが1番下。


だから、私は一応1番上ってことになるね。


嬉しいな。


「うらら、元気ね」


「幸達が元気なさすぎるだけだし!」


「ううん。うららが元気ありあまりすぎてるだけだよ、絶対」


私もさすがに疲れた。


そんな顔色1つ見せないうららちゃんは本当に凄い。


「幸達は何判定だったの?」


「Dよ。莉里も一緒」


「それ低いじゃん!幸達は本気出せば、絶対もっと上にいくのに!」


「いいんだよ。私達はこれで」


苦笑いしつつ、その方が幸ちゃん達らしいなって思った。


スガ君に言われた時も似たようなこと返してたもんね。

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