無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!

生徒会の手伝い

 

学校もだいぶ慣れてきて、仲良い子もだんだん増えてきた。


でも、やっぱり特に仲が良いのは幸ちゃんと莉里ちゃん、そして、スガ君。


それは変わってない。


幸ちゃん達と楽しく話してると……


「由妃ちゃん、呼ばれてるよ」


クラスの子が私にそう知らせてくれた。


「ありがとう」


お礼を言ってから、扉に目を向けてそこに立っていた人物に驚いた。


「冴木先輩……」


少し騒がしかったけど、冴木先輩だったんだ……


すぐにはっと我に返って、慌ててそっちの方へ移動した。


「あの、どうされたんですか?」


「急にすまん。あいつが全然仕事をしなくて困ってな。だから、一緒に来てくれないか?」


あいつが誰を指すのか分かった。


多分、聖君だ……


「分かりました」


私がついていっても何も変わらないだろうけど、何より生徒会長の聖君を見てみたいなって思ったんだ。


まぁ、仕事をしてないみたいだけど……

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