無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!
「由妃ちゃんって、ほんと人間として出来てる!」
「いい子だね、由妃ちゃんは」
私達こ会話を聞いていたみたいで、、上原先輩と霖先輩は感心したように呟いた。
なんか、褒めすぎな気がするけどね。
「ほんと助かる。白嶺は俺のところを……」
「由妃、俺と仕事しよう?」
「えっ、あ、えっと……」
またも冴木先輩の言葉を遮って、聖君がそう言った。
冴木先輩の言葉の続き、ちゃんと聞いた方がいいような気がするけど……
困ってしまい、チラッと冴木先輩を見ると……
「ったく、聖一は。まぁ、いいか。白嶺、聖一に何をしたらいいのか聞いて一緒に作業してくれ」
「あ、はい」
「聖一はやること分かってるよな?」
「あぁ」
的確に指示をしてくれて、助かった。
ほんとしっかりしておられるな……
「聖君、何をすればいいの?」
「書類の整理と報告書作成。由妃は机の上にある書類の整理をしてくれる?俺は報告書を作成するから」
「うん、分かった!」