無気力な幼馴染みの甘い溺愛が止まらない!


「分かりました。入ります」


「よかった。では、授業が終わったら理事長室にまた来てほしい。生徒会メンバーを紹介するから」


「はい、了解です」


「じゃあ、もう行っていいよ」


「はい、失礼しました」


頭を軽く下げて、理事長室を出た。


すると、緊張感も溶けていく。


職員室に行って増田先生に声をかけなきゃ。


もう1度職員室に行って、声をかけた。


「増田先生」


「あ、白嶺さん。終わったのね。なら、私のクラスに行きましょうか」


「はい」


何となくドキドキしながら、廊下を歩く。


「皆いい子だから、そう硬くならないで。すぐ仲良くなれると思うわ」


「それなら、いいですけどね」


1年1組そう書かれたプレートがかかっている教室の前で止まって。


「私が入ってきてと言ったら、入ってきてね」


「分かりました」


先生は中に入っていった。

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