大っ嫌いなのに………

「だいぶ落ち着いてきたみたいだね
よしよし。急に苦しくなってびっくりしたよな 」


「樹…先生…うっっ…グスン…痛かった 」


「うん、そうだよな。ごめんね。
でも、せっかく呼吸落ち着いたから、もう泣かないで 」


そう言いながら、私の頭をポンポン…


「叶花、ちょっと身体辛そうだから温めるね 」


和樹くんも毛布をかけてくれてたり、私の頭を少し上げたり、背中を優しくさすってくれた。

あんなに怒らせた後なのに。

樹先生と和樹くんが優しすぎるから涙なんて止まらないよ


「今日はごめんなさぃ… 」


「たくさん逃げられたけど、最後は叶花ちゃんからするって言ってくれたから謝らなくていいのに。えらかったな 」


「叶花は今日動かないで頑張れたもんな。
するまでは大変だけど、叶花の血管の細さだと痛くなっちゃうからあれだけ嫌がる気持ちもわからなくはないから、もう気にすんな 」


と言い和樹くんと樹先生は涙が止まるまでずっとそばにいてくれた。



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