大っ嫌いなのに………
「それじゃあ、叶花ちゃん始めるよ。
力入っていると痛くなっちゃうからリラックスだよ 」
「グスッ…はい 」
痛いのは嫌だから言われた通りに深呼吸する。
「そうそう上手だよ。そのまま続けてね 」
と言われた瞬間、佐々木先生の指が入ってきた。
「痛っ、グスン んっ…や、やだっ 」
「叶花ちゃん力入っちゃっているよ。
もう一回ふぅーって息しよう 」
「ふぅーグスッ …グスン 」
なんとか息を吐くけど、怖すぎて頭がパニックだ。