大っ嫌いなのに………
「ごめんね。でも、叶花が可愛いすぎるから半分は叶花のせいだよ 」
「嬉しかったから、樹は謝らないで。
でも、初めてだから恥ずかしい… 」
可愛い顔して可愛いことばっかり言いすぎだ。
もっといっしょにいたいのは俺も同じなのに。
このままだと襲うのも時間の問題な気がするから、今日は本当に家に返さないと
「叶花、和樹先生も心配するからもう家に入るよ 」
「…分かった 」
名残惜しそうに車から降りながらそう言った叶花。
「またデートしような!
行きたい場所考えておいて 」
「うんっ! 」
やっと笑顔が戻った叶花に手を振りながら、叶花がしっかり家に入るところまで見届けた。