大っ嫌いなのに………
「叶花、終わったよ 」
腕にグルグルに何かがまかれてやっと腕が解放された。
「お疲れ。今痛いとか気持ち悪いとかない? 」
「うん…グスッ 」
「もう少ししたら麻酔が切れて痛みが出てくるからそれは絶対我慢しないで言うんだよ。痛み止め出すから。
叶花本当に偉かったな。頑張った 」
「ふえっ…グスン…グスッ…怖かった 」
「叶花、本当にえらかったよ 」
「グスッ…樹、抱っこして 」
樹に甘えたくて手を伸ばしてみる。
「終わった後であまり身体動かしたくないけど今日は頑張ったから特別だよ 」
樹にフワッと包まれた。
「疲れているんだから寝な 」
ホッとしたのと、泣き疲れたので私は速攻で眠りについてしまった。