大っ嫌いなのに………

「叶花ちゃんがそこまで言うなら
今回は信じてあげるよ 」


「樹先生、ありがとう 」



「信じてあげるから、しっかりとご飯は食べてね 」


「うん 」


さっきのでなんとか食べられるのは分かったから、今度はお粥を口に入れる。

でも、半分くらい食べたところでお腹いっぱい。

もうこれ以上はお腹に入らないよ。


「ごちそうさまでした 」


「おっ、頑張ったじゃん 」


樹先生はニッコリ微笑んで頭を撫でてくれた。

なんか嬉しいな…

最近、樹先生がそばにいると嬉しいと感じることが多い気がする。


でも、聴診器を手にする樹先生を見るとテンションが下がった。





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