大っ嫌いなのに………
「ただいま〜 」
「叶花、はしゃがない。また入院になるぞ 」
家に着いた途端テンションが上がってしまって、早速和樹くんに注意されてしまった。
「はーい 」
返事をして久しぶりに自分の部屋に入る。
やっぱりここは落ち着くな。
私は自分の部屋が気に入っている。
私が小学生くらいの頃、
和樹くんが私好みのベットや勉強机、タンスなどを用意してくれたから、全部使い心地が最高。
フカフカのベットの上でしばらくの間、ボーッとしていると、
コンコン
「夜ご飯何か食べたいものある?
入院頑張ったから、今日は叶花が食べたいもの作ってあげる 」
和樹くんが声をかけてくれた。