大っ嫌いなのに………

待っている間、勉強でもしよう。

高校の勉強難しいから、休んでいた分頑張らないと置いていかれちゃう。

留年なんかするのはイヤだもん。


勉強に集中していると、リビングから和樹くんの声が聞こえた。


「叶花、ご飯できたよ 」

「わかった 今行く! 」


リビングに行くと食卓には美味しそうなオムライスとサラダとスープがあった。


「叶花、食べちゃいな 」

「はーい、いただきます! 」


スプーンでフワフワの卵をすくって口に入れる。


「和樹くんのご飯久しぶり。やっぱり和樹くんのご飯が一番美味しい 」


「俺も叶花と食べるの久しぶりだよ
叶花はいつも嬉しいこと言ってくれるから作りがいがあるよ 」


和樹くんも嬉しそうな笑顔になってくれた。


入院して和樹くんにもたくさん心配かけちゃったからもう体調崩さないように気をつけなきゃって思った。



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