大っ嫌いなのに………
「樹先生、ありがとう 」
叶花ちゃんの部屋にいって、ベットに下ろしてあげると
ニッコリ笑ってそう言ってくれた。
叶花ちゃんが寝る前に俺は一つだけ聞いておきたいことがある。
「叶花ちゃん、連絡先だけ聞いてもいい? 」
「うんっ、いいよ!
これが電話番号でこっちがLINE 」
叶花ちゃんが見せてくれたアドレスとIDを自分のスマホに打ちこむ。
「ありがとう。これで叶花ちゃんと毎日電話できるね!
仕事の日は連絡しかできないけど休みの日はデート誘ったりもするね」
「うん、楽しみ! 」
叶花ちゃんの目が輝いた。