0631


クリスマスが近付くと

テレビも街もコンビニでも

クリスマス一色になる





私はいつも考えていた


斗愛のことを






私にとって恋愛と言えば

斗愛とのことしかなかった




L.Aの集まりで

夜遅くなれば





あの道を



一人歩くこともときにはある





いつもは後輩たちがついてきて

なかなか一人で夜歩くこともなかったけれど





その日あの道を久しぶりに


一人で歩いた





何事もなくあのアーケードを過ぎると






そらに金色をした満月が


暗闇の中の白い雲を金色に照らしている









私達ってこんなビルや建物や道路を

あちらこちらに人間として

切り拓いて

それなりの正義や常識、社会を作って
生活しているけれども





この地球という星に

私達人間がいてもいなくても

私達がいる前、そしていなくなった後も




この満月や、星空、



朝の太陽


昼の太陽


夜の闇





すべて関係なく綺麗に



人間なんて関係なく

大きな力で

存在しているんだろうなって







私達の小さな悩みなんて

恵まれた悩みなんだろうなって





この地球に生まれ

この世界に存在し




そして

そんな事を感じていたら







確かに流れ星が流れた






一筋の流れ星を

私は見てしまった






お願い事しなくちゃ







斗愛と結婚できますように!















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