恋する理由がありません~新人秘書の困惑~
「その女性は……どんな感じの方ですか? かわいい系とか、綺麗系とか」
実際にその人物を知らないだけに、どのピアスが似合うのか全然イメージが沸いてこない。
正直なところ、プレゼントは無難なものならば、どれであろうとそれなりに喜んでもらえると思うけれど。
「ヨガ講師をやってるらしくて、スタイルが良かった印象が強い」
「綺麗な方なんでしょうね」
「SNSのアイコンで顔が出てたな。ちょっと待って。……こんな人」
副社長がスーツの胸ポケットからスマホを取り出して操作し、私のほうへ画面を向けた。
「お。どんな子?」
女性の顔が見られるとなると、健吾さんが急に割り込むように覗き込んできた上、自分が先だとばかりに副社長からスマホを奪い取った。
「へぇ、まぁまぁ綺麗な子だな」
健吾さんの手から副社長が無言でスマホを取り返し、改めて私へ手渡した。
実際にその人物を知らないだけに、どのピアスが似合うのか全然イメージが沸いてこない。
正直なところ、プレゼントは無難なものならば、どれであろうとそれなりに喜んでもらえると思うけれど。
「ヨガ講師をやってるらしくて、スタイルが良かった印象が強い」
「綺麗な方なんでしょうね」
「SNSのアイコンで顔が出てたな。ちょっと待って。……こんな人」
副社長がスーツの胸ポケットからスマホを取り出して操作し、私のほうへ画面を向けた。
「お。どんな子?」
女性の顔が見られるとなると、健吾さんが急に割り込むように覗き込んできた上、自分が先だとばかりに副社長からスマホを奪い取った。
「へぇ、まぁまぁ綺麗な子だな」
健吾さんの手から副社長が無言でスマホを取り返し、改めて私へ手渡した。