《続編》バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!
その日一輝と色々な話しをした。



初めて一輝と会った日の事を思い出していた。



私はどうしても聞きたい事があった。



「一輝初めて会った時の事覚える。」



『ああ、はっきり覚えてよ。華可愛かったからね。』


「夕顔はどうして初めて会った私を気にいってくれたのかな? 」



一輝がクスッと笑った。



『それはね。前にいた保育園の園長先生に言われたんだよ。


夕顔がママがほしいって言ったら、


引っ越した先で最初に出会った女の人がきっと、


ママになってくれるよ。ってね。


園長先生の気まぐれな発言は本当になっちゃった訳。』



嘘。



運命的な出会いだなんて思っていたのに。


『でもこれが俺たちの運命的な出会いだったんだよ。』

結婚式に夕顔と三人で撮った写真を眺めた。



夕顔が私にくれた手紙。



《夕顔のママになってくれてありがとう。ママ大好き。早く美憂に会いたい。》


急に夕顔に会いたくなった。


明日は夕顔のお土産を買って早めに帰ろう。



一輝に私の気持ちが分かったのかな?



『夕顔のお土産何がいいかなぁ。』






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