《続編》バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!
突き上げるような痛み。



これが陣痛?



一輝が叫んだ。



『おふくろ華がー! 』



一輝が私の体を拭きパジャマを着せてくれた。



髪にはタオルが巻かれたまま。



お母さんが慌て来てくれた。



『華が華がお腹痛いって!』



「一輝落ち着きなさい。すぐ生まれたりしないから。

とにかくまず華ちゃんの髪乾かさないと風邪引くよ。」



痛い冷や汗が出て来る。



『おふくろなに落ち着いてんの!華がこんなに痛がってるのに。』



私がお母さんを見ると、「華ちゃん大丈夫だからね。

一輝早く華ちゃんの髪乾かして、私病院へ連絡するから。」



私はお母さんに全て任せる事にした。



一輝がドライヤーで私の長い髪を乾かしてくれた。



そしてその髪を三つ編みにしてもらう。



一輝は勇人さんに電話をして車を出してもらう事にした。


私は痛みが我慢出来ず涙がボロボロ溢れた。



『華すぐ病院へ連れてくからな。』



一輝は大きなお腹の私を抱っこして、勇人さんの車に乗り込んだ。



『華ちゃん病院へは連絡したから安心して。』


私は頷いた。





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