《続編》バツ１子持ち、それでも大好きだよ先生！

病院へ着いた時益々痛みが強くなる。



前嶋先生がいた。



｢沢田先生もう華さん下ろして下さい。｣



でも中々私を下ろさない一輝。



｢もう分かったそのまま二人で陣痛室に入って！｣



陣痛室の中にはベットが三つあり他のベットには一人の妊婦さんがいた。



一輝に抱かれたままはいったので、



その妊婦さんに眼見された。



怖いかなり年配の妊婦さんのようだ。



｢沢田先生早く華さんベットに寝かせて。｣



前嶋先生はまだ暫くかかるから、ここで横になってるように言われた。



でも痛くて思わず、｢痛い ｣って声が出てしまう。



一輝がずっと手を握ってくれている。



横にいた妊婦さんが、｢あんたお産初めて？｣



はい。と答えのは私でなく一輝。



その妊婦さんが笑った。



｢もしかして旦那ずっと一緒にいるつもり？｣



『はいそのつもりです。』


｢あり得ないねぇ。私は五人目のお産だけど、旦那は一度も来てくれた事ないんだよ。｣



私は痛みと戦いながら、｢旦那さんに来てほしい。とお願いしましたか？｣



｢いちいちそんな事言わないよ。｣