《続編》バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!
私が冬馬と話していると、病室に啓太と彩夏が入って来た。



啓太が嫌な顔をした。『華こいつ誰?』



今度は冬馬が啓太を睨む。


「啓太この子は一輝のクラスの子だよ。


名前は風見冬馬。お見舞いに来てくれたんだ。」



どうもと言いながら冬馬が頭を下げた。



『沢田のクラスの生徒にしちゃ、バカに華と馴れ馴れししいよな。』



冬馬がクスッて笑う。『あんた華好きだろ?』



冬馬何いっちゃてるの!



私は慌てて、「冬馬何言うの。啓太と彩夏は付き合ってるんだよ。」



ふーん。冬馬は納得しない顔。


誰か何とかしてくれー。



彩夏は落ち着いたもので、「そうだよ。啓太はずっと華が好き。


そんな啓太が私は好き。


それに私華大好きだから。」


『そんなのおかしいだろう。自分が好きな奴が、他の奴好きでもいいなんて、


俺には考えられねぇ。


俺は相手が嫌がっても自分のものにする。』


「それは愛情じゃないよ。自分の事しか考えてない。

本当の愛は相手のどんな事も受け入れる。


そして問題があれば二人で解決をするんだよ。」彩夏が冬馬を見つめた。





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