《続編》バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生!
母が夕方帰って来た。



髪は綺麗にカットされ、エステにも行って来たみたいで、ご機嫌だった。



『カオリさん綺麗になって来たね。花音はお風呂いれたから、


今日はもうお風呂いれなくていいよ。


夜勇人さんが帰って来たら、うんと甘えるといいよ。』


母が真っ赤になった。



やっぱ乙女さんには敵わないや。



19時過ぎに父も一輝も帰って来た。



そして又父さんのマンションでみんなで夕食を食べた。



するとインターホンが鳴る。



私が玄関の鍵を開けると知らない男の人が立っていた。



「あのう乙女さんいますか?僕はダンス教室で乙女にダンスを教えています。


二宮孝昭といいます。


さっき乙女さんから電話をもらい、


このマンションに来るように言われたんですが。」



二宮さんはどうしたものかみたいな顔をしている。



乙女さんは多分彼を私たちに紹介したいのだろう。



私は、「二宮さんどうぞお上がり下さい。」



二宮さんは中々上がろうとしない。



そこに乙女さんが来て、『たか遅かったね。私待ちくたびれたよ。』二宮さんに抱きついた。






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