笑顔の花が咲くまでは#5~結婚式場での事件~
「シオン、最近多くない?カップルのどちらかが殺される事件……」
椅子に座ってテレビを見ていた特殊捜査員であるサルビア・ホープは、特殊捜査チームのリーダーであるシオン・アカツキを見つめた。
「そうね。さっき、この事件を調べて欲しいと警察から連絡があったの……犠牲になったカップルが一番多く予約していた結婚式場は分かっているわ」
シオンはニヤリと笑うと、ミステリー小説家兼特殊捜査員のフィオナ・カモミールと大学生であるエヴァン・カランコエを見つめた。
「結婚式場って、思っていたよりも綺麗な場所なんだね」
エヴァンの隣を歩くフィオナは、結婚式場を見上げると呟く。
「そうだね。SNSで結婚を報告したカップルが、ここで結婚式を予約して、犠牲になってる……」
フィオナの呟きにそうエヴァンが返すと、フィオナは何かを考え込んだ。
「……もしかして、この式場の中に犯人がいるのかな?」
「……フィオナ、それってどういうこと?」
フィオナの言葉に違和感を感じたエヴァンは、フィオナを見つめる。
「どういうわけか、真実が見えないんだ。いつもなら、犯人が関わった場所に来たら真実の一部が見えるはずなんだけど……」
椅子に座ってテレビを見ていた特殊捜査員であるサルビア・ホープは、特殊捜査チームのリーダーであるシオン・アカツキを見つめた。
「そうね。さっき、この事件を調べて欲しいと警察から連絡があったの……犠牲になったカップルが一番多く予約していた結婚式場は分かっているわ」
シオンはニヤリと笑うと、ミステリー小説家兼特殊捜査員のフィオナ・カモミールと大学生であるエヴァン・カランコエを見つめた。
「結婚式場って、思っていたよりも綺麗な場所なんだね」
エヴァンの隣を歩くフィオナは、結婚式場を見上げると呟く。
「そうだね。SNSで結婚を報告したカップルが、ここで結婚式を予約して、犠牲になってる……」
フィオナの呟きにそうエヴァンが返すと、フィオナは何かを考え込んだ。
「……もしかして、この式場の中に犯人がいるのかな?」
「……フィオナ、それってどういうこと?」
フィオナの言葉に違和感を感じたエヴァンは、フィオナを見つめる。
「どういうわけか、真実が見えないんだ。いつもなら、犯人が関わった場所に来たら真実の一部が見えるはずなんだけど……」
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