毒吐き幼なじみはときどき甘い。
カワイクナイ
「天、
飯食うぞ」
昼休みになると、すぐに私のクラスにやってくる昴くん。
あまりにも早すぎて、昴くんが教室に来る前に私が教室を出れたことがない。絶対に顔を見てしまうのだ。
「毎日こっち来なくても。
俺がそっちの教室行くって言ってんのに」
「いいじゃん別に」
「はぁ〜?
天が行くって言ってんだから大人しく来てもらえばいいじゃんよ〜。
毎日昴の早さについてくの疲れるし〜」
「天のクラスの方が女子多いし、こっちがいいんだよ」
「下心丸出し男じゃねーか!」
人の教室に来たと思ったら、あの金髪男(名前知らない)ギャーギャーうるさい。
人にぶつかってきて謝りもしない迷惑男め。