毒吐き幼なじみはときどき甘い。




「じゃー今から行くわ」




どこで時間を潰そうか迷ってたとこだし、


ちょうどいいと思って、天の家に行くことにした。












「うわ、昴」



「なんだよ」



「……べっつにー」




天の家に着いたら、まず俺を迎えてくれたのは海。



いや…コイツにはあんまり歓迎されてない気がする。



俺を見る視線が冷たい。冷たいというか、軽蔑してるような視線。



なんだよ。俺なんかしたか?




「あーあ。せっかくの休みなのに昴の顔見るなんて最悪」



「あ?
お前そこまで俺の顔嫌いかよ」



「あたしは昨日から、
昴のことが大嫌いになったのー」





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