毒吐き幼なじみはときどき甘い。
はぁ? なんだそれ。
…まじで身に覚えがないのだが?
「ま、お前のことなんてどうでもいいけど。
で、天は?」
「どうでもいいとか。そういうとこも腹立つわ〜」
事実なんだよ。昔から海とは一番そりが合わなかったからな。
コイツに嫌われようがどうでもいい。
イ〜ッと2人で威嚇し合っていると、
奥の部屋から天がでてきた。
「なにしてんのお前ら。
仲良いね」
「「仲良くないわ!!」」
キレイに海とハモってしまった。また仲良いと思われるじゃねーか。不本意すぎる。
こんなのと仲良いだと?目腐ってんのか。
「そんなとこで突っ立ってないであがれば?
俺の部屋行くぞ」
「おー…」
…本当になんの用だ?