毒吐き幼なじみはときどき甘い。
「今日、髪違う。
かわいいね」
「へっ!?」
学校に着いて靴を履き替えてたら
すぐ隣から声がした。
「ゆ、ゆきくん…
おはよう…」
「おはよ。
俺の口説きは無視?」
「口説…っ!!」
やっぱりさっきの、空耳じゃなかった!?
か、か、『かわいい』って、言ってませんでした…!?
「いやぁ…
真に受けると心臓に悪いと言いますか…」
「心臓に悪いと助かるんすけど」
「死ねってこと!?」
「違いますぅ。
俺にドキドキしてくれってコト」
あ……
甘ッッッ!!!!!