毒吐き幼なじみはときどき甘い。
香里さんの、マスコットがたくさん付いたカバンからコテが出てきた。
そして迷いなくコンセントを挿して温めてる様子。平気で学校の電気泥棒してるけど…いいのかな?;
紗織さんの手にはメイクポーチが。え、本当にメイクもするの!?
「あのー…海ちゃん?
遅刻しちゃわないかな…」
「大丈夫。この子たちやること早いから」
ええー、いいのかな…
タダでやってもらっちゃって…
「あのー…寝癖を隠したいだけなのですが…」
香里さんと紗織さんにそう言ったら、
2人ともニヤリと口角をあげた。
「大丈夫大丈夫〜
あたしたちに任せなさい!」
だ、
大丈夫かな……;