毒吐き幼なじみはときどき甘い。
「…って、えっ、幼稚園の時から!?」
「じゃなきゃ千花のまわりうろちょろしねぇだろ」
……あれは、友達作るの苦手で、ただ寂しかったからじゃなくて?
昴くんは最初から……
「ってかおまえ、
天に告白されたんじゃなかったのかよ」
「……あ゛っ」
……やべぇ!忘れてた!!!!
返事してないのに!しかも前向きに考えるって言ったのに!
……雪森くんの目の前で、昴くんに告白した。
雪森くんをフッたも同然だ。
あんなタイミングで、なんて…サイテーすぎるな!?私!!
「……天のことは、好きじゃねぇのかよ」
「友達としては好きだけど、
恋愛感情じゃないよ。
……昴くんのことが好きって言ってるんだから」