この恋が君に届くまで
「じゃあ自己紹介をよろしく」


そんな担任の先生の声で心臓の音がさらに早くなる


こんな人前で喋った事ないのにぃ…
もう泣いちゃいそう。
でも頑張らなくちゃ…いっぱい友達作るんだもん


「……らい……なみ…ですっ」


あれ?私の声…死んだ?


「えっと?悪い…もう1回デカめで言ってくれ」


先生ごめんなさい。
ワタシモウトモダチデキナイデス


「さくらい……ななみ…ですっ」


恥ずかしい…恥ずかしいよぉ
でも今度は名前だけはなんとか言えた
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