この恋が君に届くまで
「はい、櫻井な。皆、仲良くしろよ。えっと席は……速水の隣だな」


速水…さん? どんな人だろう…
仲良くしてくれるかな…優しい人かな


「って速水はまた遅刻か…アイツは本当にどうしようもない奴だな…っ」


あれこれ……仲良く……なれるかな…私…。


そんな時



ガラガラ


教室の扉が音を立て開けられた


「おい、速水!また遅刻だぞ!進級初日からなにやってんだ!いつまでも1年のままでいるなよ」



そう怒鳴りつけられた人影は


「先生、おはよ。今日も怒ってるね〜」


物凄く爽やかに笑っていた
それも全然反省の色とか一切なく…



それが〝速水圭〟その人との初めての出会いだった


七海side end
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