この夜、返品可能です。
「じゃあどうやったらわたしは宵くんの「せふれ」になれるの?」
顔が好みじゃないとかなら整形するしかない。
おっぱいが足りないのなら育乳して出直すし、わたしを女としてみてくれないなら色仕掛けでもしてやる。
そろそろ宵くんには わたしだけがダメという理由をハッキリさせて欲しいのだ。
「あのな、仁乃」
宵くんの三白眼がわたしを捉える。低くて落ち着いた声が、わたしをなだめるように言葉を紡いだ。