この夜、返品可能です。






「も、……もう手遅れ」

「え?」



何を言われても、もう手遅れなのだ。


一方的に惚れていた期間は長いし、宵くん以外を見たことも無い。宵くんを好きじゃないわたしは もう想像できなかった。



「気にしてくれてありがとう、……でも大丈夫だから。わたし振られたとしても一生宵くんのこと好きだと思うし、今のわたしじゃ宵くんにせふれがいたって何にも言えないし」

「…有川はそれでいいの?本当はセフレがまだ居て、有川の知らないところで会ってても泣かないわけ?」





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