この夜、返品可能です。





あんまり気持ちよさそうに寝てるから、寝れない俺の気持ちになれよって意味を込めて シャツの中に手を滑らせる。

「あ、ぅ」と小さく声を洩らす仁乃が身体を捩った。



半分イタズラ、半分……起きろって、願望。



ちょっと色んなところを弄ってみたものの、仁乃は声を洩らすばかりで起きはしなかった。



くそ、寝言で散々俺の名前呼んでたくせに起きねーのかよ。




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