この夜、返品可能です。





宵くんの部屋。ベッドの上。自由が効かない手。

それから何より、スーツの宵くんがどちゃくそにかっこよくて尊くてつい見つめてしまう。



今日はまだキスもしていない。



ここに至る経緯は簡単、帰ってきた宵くんに「スーツ爆イケだね鼻血出そうだぜ!」と言って抱きついたら、その2秒後に私はベッドに押し倒されていた。


ラブな感じの雰囲気も無く。

どちらかと言うと、疲れて倒れましたか?みたいな感じだった。


かと思ったら宵くんがネクタイをどエロくほどいて、そのまま私の手首に巻き付けた、というわけである。



< 145 / 181 >

この作品をシェア

pagetop