この夜、返品可能です。
「宵くんのバカ」
「お前が望んでたことだろ」
「半径1m以内に入るなって宵くん言ってたじゃん!」
「そのお願いを無視してお前が1m以内に入ってきたんだよな。人のせいにすんなよ」
「ちょまてよっ」
「それネタ枠」
「よよよよよよ宵くん!ああ!」
「あー…もううるさい」
「おねがいまって、もうダメかもドキドキがやばいの心臓が心臓がねそろそろ崩壊、ごめんなさいごめんなさい宵くん、もう、もういいからっ」
「うん、仁乃。ごめん」
───俺、もうその気になってきた
それが、わたしのファーストキスだった。