この夜、返品可能です。





「わたしの…好きに……?」

「うん」


「き、キッッスしてもいいですか」

「いーよ」


「腹筋触っても?」

「まあ、大したもんじゃないけど」


「顔にラクガキは?」

「ははは」


「えっ何その笑い」

「べつに。いいよ、あとから後悔しないなら」


「宵くん、あの、」

「うん」





宵くんの部屋を訪れたら、前触れもなく"3分だけ仁乃の好きしていい"と言われた。




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